井手口陽介
一度目:リーズ(2018-2019)
二度目:セルティック(2022-2023)
宇佐美以来となる「ユース在籍中のトップ昇格」を果たした井手口はその期待通り、2016年には新人王に相当するベストヤングプレーヤー賞を受賞し、ヴァイッド・ハリルホジッチ時代の日本代表にも定着した。
2018年1月、イングランドの強豪リーズと契約。ワールドカップ半年前のヨーロッパ移籍だったがローン先のクルトゥネル・レオネサで5試合の出場にとどまり、確実視されていたワールドカップも落選することになった。
その後グロイター・フュルトでも結果を残せず、2019年に古巣のガンバへ復帰。すると宮本恒靖(現JFA会長)体制で大復活といえる出色のパフォーマンスをみせ、2022年1月、セルティックへの移籍を勝ち取っている。
セルティックでは全く出番を得られず再び日本へ。アビスパ福岡での活躍により今季から前年優勝チームのヴィッセル神戸へ加入している。
西村拓真
一度目:CKSAモスクワ(2018-2020)
二度目:セルヴェット(2024)
西村拓真もまた二度のヨーロッパ移籍を成し遂げている。
富山第一高校時代に北信越勢初の高校サッカー選手権優勝を果たし、2015年にベガルタ仙台へ加入。4シーズン目の2018年に開幕からゴールを重ねると、夏の移籍マーケット最終日に本田圭佑の古巣であるロシアのCSKAモスクワへ移籍した。
CSKAでは目立った活躍できず、その後ポルティモネンセを経てベガルタへ復帰する。2022年に横浜F・マリノスに加入すると、FWからトップ下へのコンバートが大成功し、2022年のJ1リーグ制覇の立役者に。この頃には日本代表にも招集され、得点も記録した。
そうした活躍もあり、2024年1月には元鹿島アントラーズ指揮官レネ・ヴァイラー監督の推薦でスイスのセルヴェットへ期限付き移籍。加入後から結果を残し、チームは一時25年ぶりとなる優勝にあと一歩のところまで近づいた。