日本代表は20日、2026年ワールドカップのアジア最終予選でバーレーンと対戦し、2-0で勝利。8大会連続8回目のワールドカップ出場を決めた。
日本は勝てば、史上最速でのワールドカップ出場が決定。森保一監督は今予選で成功している3-4-2-1のシステムで選手たちを送り出した。
GKは鈴木彩艶、DFは右から瀬古歩夢、板倉滉、伊藤洋輝と並び、中盤の底に遠藤航、守田英正。ウィングバックは右に堂安律、左に三笘薫が入り、シャドーは久保建英と南野拓実、1トップは上田綺世が務めた。
一方、初のワールドカップ出場に向け、1週間前に来日し入念な準備を行ってきたバーレーン。試合が始まってみると明らかにコンディションが良く、最終ラインを高く保つ勇敢なスタイルで日本に真っ向勝負を挑んできた。
9分、日本は久保のコーナーキックをファーサイドで板倉が折り返し、遠藤がゴールネットを揺する。しかしこれはVARの結果、ゴール直前に上田のハンドがあったとしてノーゴールに。
すると九死に一生を得たバーレーンは集中力がさらにアップ。統率の取れた守備を相手に日本もリズムがなかなか出せず、試合はスコアレスのまま折り返す。
日本は後半から守田に代えて田中碧を投入。さらに62分、南野と堂安に代えて鎌田大地と伊東純也を入れると、その4分後に上田のスルーパスから久保が抜け出し、ラストパスを鎌田が決めて待望の先制点を手にする。
さらに87分、久保がショートコーナーから折り返しを受けると、そのままエリア内に侵入。最後は強烈なシュートでGKのニアサイドを抜き、大きな追加点をチームにもたらした。
そのまま2-0で勝利した日本が、史上最速となる「ワールドカップ開幕まで448日」での予選突破を決めている。