ポール・ポグバ (35%)

国籍:フランス
所属:ユヴェントス
噂される移籍先:マンチェスター・シティ、PSG、レアル・マドリーなど

辣腕代理人ミノ・ライオラの存在によって、彼の価値は加速度的に高まっている。ただ、移籍が起こるとしても、移籍金を出せるクラブは相当絞られる。

PSGは、会長本人が「パリ育ちのフランス人」ということで興味を公言しているものの、主力の売却によって資金を作らないことには獲得は難しいだろう。可能性があるとすれば、カバーニがある程度の値段で売却された場合か。レアル・マドリーは、ライオラとの関係的に可能性は高くない。

彼の移籍先として、恐らく本命の位置にいるのがバルセロナ。特に会長選において「票を集める武器」として使われる可能性が高く、中盤の主軸として考えられているようだ。

ただこちらも、ライオラの値段引き上げ、「肖像権を管理している会社から、肖像権を買戻すことをライオラが要求していること」などから、現地紙は「難しいオペレーションになる」と伝えている。

ここ数日の報道では、ブラジルの若手であるジェルソン(バルセロナが優先交渉権を持っているとされている)の譲渡を条件として、ユヴェントスを説得にかかっているとのことだ。実際、ユヴェントスのジェルソンへの興味は以前から報じられており、タイプとしてもポグバに比較的近い。

ユヴェントスがこのオファーを魅力的なものと捉えれば、移籍の可能性は高まる。

ウィリアン・カルヴァーリョ (30%)

国籍:ポルトガル
所属:スポルティング・リスボン
噂される移籍先:アーセナル

実は、この夏の移籍市場において目玉になるかもしれない選手だと筆者は考えている。一気に注目を集めたことで強豪が視察に殺到した昨シーズンとは違い、今季開始直後に「調子を崩していたことから値崩れを起こしている」と言われていることがポイントだ。

「バイアウトクルーズ全額を支払わなくても買える状況」、という報道も多く、交渉によって移籍金を上手く抑えることが出来れば面白い補強になる。スポルティングが売り時と判断すれば、移籍も起こるかもしれない。

彼は守備に定評があるMFということから、サウサンプトンのMFシュナイデルリンとの兼ね合いもあるだろう。移籍があるとすれば、影の目玉移籍になる。

ただ、獲得が噂されるアーセナルが交渉を上手く進めているという感じはないので、動くとすれば他のクラブになるか。

突如、意外なクラブが現れて、獲得する。そういうシナリオが予想される選手である。