10月22日、『Vanguard』は「ナイジェリア代表監督を解雇になったスティーヴン・ケシ氏は、連盟や報道、そして環境など多くの点について批判した」と報じた。

2013年アフリカネイションズカップで優勝を果たし、その後コンフェデレーションズカップ出場、ワールドカップ予選突破を成し遂げたスティーヴン・ケシ監督であるが、連盟の混乱によって契約がパートタイムとなり、先日ついに解雇されることが決定した。

ナイジェリアサッカーの歴史上でもかなりの結果を残したと言える監督でありながらも連盟やメディアとの関係が悪く、最終的には不幸な結末を迎えている。

不本意な形で仕事を追われることになったケシ氏は、サッカー強国とは言えない環境など様々な点について批判し、解雇になったことも「苦しくない」と話した。


スティーヴン・ケシ ナイジェリア前監督

「この国にどれだけ良好なピッチがあるというのか。ナイジェリアはフットボールの国家であると言いながらも、代表チームのために良い練習場が与えられることすらない。その代りに、人工芝のピッチがそこかしこにある。

ウヨの新スタジアム(※)でもそうだった。州知事から『人工芝のピッチを使用したい』と聞いて、私はそれは絶対にダメだと叫ばざるを得なかった。そして、彼らは天然芝を使用することにした。しかし、なぜ私がそれを言わなければならないんだ?

人々は、私は多くの試合をやりすぎていたと言い続けている。しかし、これまでどれだけの代表監督が親善試合をプレーすること、国内リーグの選手を試すことに恐れを抱いてきたか! 

しかし、人々はそれを見ることはない。いつだって『ケシは…』『ケシが…』ばかりだ。そして、大統領の存在を利用しようとしているというんだ。私が会うことすらできない大統領をね。

(解雇は) 苦しくない。しかし、私はジャーナリストたちには全く失望している。まあ、人々はようやくケシについて話すをの止めることが出来るさ」


(※11月6日にナイジェリア代表対南アフリカ代表の親善試合でオープンするウヨ・インターナショナル・スタジアムのこと。30000人収容の規模を持つ。もともと州知事が人工芝敷設を計画していたが、最終的には天然芝となった)

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