10月11日に行われたアフリカネイションズカップ予選第3節で、前回大会王者のナイジェリアはスーダンとのアウェーゲームで1-0と敗北。これまで3試合で1分け2敗という結果で、予選の突破はかなり難しい状況となった。

ナイジェリアサッカー連盟で発生している相次ぐトラブルのためにスティーヴン・ケシ代表監督は試合ごとのパートタイム契約となっている状態であったが、『Africanfootball』によれば、首脳陣は出来るだけ速やかに監督交代を行う方針を固めたとのことだ。

2013年大会でナイジェリアを大陸王者に導いたことで評価を高めたスティーヴン・ケシ監督であったが、連盟内での評価が高いイケチュクゥ・ウチェやピーター・オデムウィンギーを冷遇したことなどから首脳陣とメディアとの衝突が激しく、給与未払いを公に訴えたことでも亀裂が広がっていた。

そして先日行われたワールドカップでの敗北によって解任の方針が決定したが、会長選挙を巡る混乱の中でケシ監督は暫定的にチームを率いるという難しい状況に。さらに今予選のスタートに失敗したことから、ファンからの支持も失ってしまい、新たな体制となった連盟は即時の解任に踏み切る姿勢を示しているという。

ただし第4節が15日に行われるため、これまでには監督を交代することが出来ず、再び暫定的にスティーヴン・ケシ氏をベンチに座らせる可能性が高いとのことである。第4節でも敗れた場合、予選突破についてはほぼ絶望的な状況となる。

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