一般の報道で流された通り、8月20日午前にナイジェリアサッカー連盟(NFF)のビルで火災が発生し、経理部門と事務総長の部屋を全焼させた。
1,2日経ってようやく調査や聞き取りが進んでおり、オフィスからは2013年U-17ワールドカップの優勝カップが無事に持ち出されていたことが判明。他にもトロフィーなどはほとんどが救出されており、無傷であるという。
ただその一方で事務総長の部屋と経理部門が全焼したため、それらのほとんどの文書や財務書類、記録などが消失しており、それらは1部以外は持ち出せなかったとのことだ。
『Vanguard』を初めとしたメディアはこの火事の原因について2名の証言を紹介している。
一人はナイジェリアサッカー連盟事務総長を務めているムサ・アマドゥ氏。彼によれば、火は自身の事務所である三階の左側から発生したとのことで、漏電があったのではないかと推測している。
しかし一方、ナイジェリアサッカー連盟で副会長を務めているマイク・ウマー氏は、この火災は誰もが仕事をしている午前中に発生したこと、そして直前に政治的な混乱があったこと、26日に会長選挙を控えていることから、放火ではないかと疑っている様子である。
マイク・ウマー
「これは信じられない話だよ。皆が働いている時間にだよ、事務総長は自分の部屋から出た火をただ見ていたなんてことはね。
これはサボタージュだ。ナイジェリアサッカー連盟の腐敗のレベルを表している。それを証明する書類はすべて焼失した。これがこんなタイミングで起こるか? それを皆に尋ねてみたいよ。
こんなことが起こるなんて信じられない。事務総長の部屋から会計室までだ。それはここに多くの腐敗があるということを示す証拠だったのに。
また、私はこの出来事で時間を買おうとしている者がいると思う。しかし選挙は26日に行われる。それを止めることはない。誰もこのオフィスでは安泰ではない。それは火曜日に開催した会合でも明白になっていた」