9月6日に行われたアフリカネイションズカップ2015予選の第1節、前回王者のナイジェリアがコンゴ共和国に2-3で敗れるという波乱が起こった。
しかも現在西アフリカで猛威をふるっているエボラ出血熱の影響により、コンゴはなんと試合前日の夜まで入国を許されなかったという状況であったため、圧倒的に有利な立場での敗戦である。
評論家で元代表GKのピーターサイド・アイダー氏は、直前に連盟と契約を果たして指揮を執ったスティーヴン・ケシ監督を批判。特にエマニュエル・エメニケをベンチに置いたことを大きなミスだったと話したと『Africanfootball』が伝えた。
ピーターサイド・アイダー
「私が驚いたのはエメニケの処遇だ。彼はこの試合でベンチにいた。ケシは監督であるから、誰をプレーさせるかを決定するものだ。だから彼には給与が支払われている。
もし彼の選択が働いていなかった、あるいは彼が特別な選手をベンチに置くことを決断したのならば、起こったこと全ての責任を負う必要がある。
(選手たちについて)
我々の選手は自信を持ちすぎていた。コンゴは我々以上に試合に勝ちたいという気持ちを示していた。それらが我々から試合を奪っていった。彼らのほうが今日はより良い試合をしたよ」
エニェアマが辞退したためにこの試合でゴールマウスを守ったオースティン・エジデも、相手を過小評価したことを嘆いた。
オースティン・エジデ
「これは、我々がコンゴを軽視したために、その対価を支払ったと言えるものだ。我々には積極性がなかった。後半のように最初からプレーしていれば、違った物語が描かれただろう。
コンゴは我々よりもよく準備されていた。彼らは我々を攻撃し、その眼には炎が燃えていた。彼らはまるでホームで戦っているようにプレーした。
そして、我々の反応は貧弱なものだった。10日の南アフリカ戦で3ポイントを取り返せることを望むよ」