とにかくチームの見所は前線の迫力だ。怪物イディ・ブラウンが30人枠から漏れたのは残念だが、エマヌエル・エメニケは今大会のブレイク候補ともいえるストライカーだ。パワフルで、スピーディーで、そしてゴールも取れ、アシストも可能だ。また、パートナーとなるアーメド・ムサは本田圭佑とCSKAモスクワでともにプレーした選手。彼のスピードは日本のサッカーファンにとっても周知のことだろう。

南米特有の『サッカーのうまさ』を相手にするには厳しいが、イランやボスニア・ヘルツェゴビナには互角に戦うことができるポテンシャルはある。個人がどれだけ通用するか、そして守備の安定感が保てるか。警戒されれて前線を封じられれば脆いが、警戒されなければグループ2位に入ることは十分に可能だろう。

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