11月29日、ナイジェリアサッカー連盟会長を務めているアミヌ・マイガリ氏は、ヴァンガード紙の取材に対し「給与未払いに関して騒いでいるのはスティーヴン・ケシ代表監督だけ」と話した。
ナイジェリア代表監督を務めているスティーヴン・ケシ氏は、先月7ヶ月分に及ぶ給与が支払われていないことをメディアに明かし、連盟の対応について批判した。
後の調査によって、ナイジェリアサッカー連盟が現在の代表スタッフに支払っていない給与は総額7700万ナイラ(およそ4800万円)にのぼり、そのうち3600万ナイラ(およそ2300万円)がスティーヴン・ケシ監督の未払い分であることが判明している。
しかし、ナイジェリアのスポーツ大臣を務めるボラジ・アブドゥラヒ氏は、内部の問題をメディアに暴露したスティーヴン・ケシ監督に苦言を呈した。
さらに今回、連盟の会長を務めるアミヌ・マイガリ氏もそれに続き、ケシ監督の抗議に対して「騒いでいるのは彼だけだ」と批判した。
ヴァンガード
アミヌ・マイガリ ナイジェリアサッカー連盟会長
「我々がケシ監督に払っていない給与がある? それがどうしたんだ。ナイジェリアサッカー連盟の中で、給与を受け取っていないのはスティーヴン・ケシだけじゃないんだよ。
我々は11のカテゴリの代表チームを持っており、11人のコーチがいる。我々は彼らを公平に扱っている。スタッフたちは皆1年以上も給与を受け取っていないが、それに抗議した者は1人もいない。
ケシ監督の給与の問題が増幅されることには注意しなければならない。もしこの騒ぎが大きくなれば、我々の国際的な評価は下がっていくだろう。
給与以外、ケシ監督は何も負担してはいないんだ。家賃は連盟が負担している。食べ物や移動費も連盟が支払っている。じゃあ、一体何について話せばいいと言うんだね?」