関西サッカーリーグの2023年を締めくくるKSLアストエンジカップ。10月からグループステージが開始された大会も、16日に決勝の日を迎えた。

今回直撃したのはその決勝戦の前に行われた3位決定戦。関西サッカーリーグで2位とクラブの歴史上最高の結果を残したレイジェンド滋賀FCと、最下位で降格を喫してしまったおこしやす京都ACの対戦だ。

今シーズンから吉武洋文監督を迎えたおこしやす京都ACは、関西サッカーリーグで行っていたポゼッション重視のパスサッカーで最後の試合に挑んでいく。

しかしながら、それに対してレイジェンド滋賀FCはサイドからゴール前に持ち込んでいくスピードある攻めで対抗し、ボールを奪えばチャンスを作り出す。

そして15分すぎ、右サイドからワンツーで抜けたレイジェンド滋賀FCの盛山斗来が倒されてペナルティキックを獲得。これを小國憲弥が蹴り、先制点を奪取する。

その後おこしやす京都ACが攻める時間が長くなっていったが、逆に追加点を決めたのもレイジェンド滋賀FCであった。

71分に途中出場の黒岩虎太郎が右サイドでドリブルを仕掛け、そこから繋がったパスを左に走り込んでいた小國憲弥が受け、フリーでゴール前に進撃。そのままシュートを流し込み、リードを広げた。

おこしやす京都ACは試合終了間際のアディショナルタイムに岩見寛大が1点を返すゴールを決めたものの、その直後に長いホイッスルが鳴った。

この結果、レイジェンド滋賀FCが2023年度のKSLアストエンジカップ3位決定戦を制することになった。