9位 ロナウド

剃髪ですきっ歯だった彼の地位は、偉人たちの殿堂のなかでも揺るぎないものになっている。

20歳だった1996年にFIFA年間最優秀選手賞を初受賞すると、史上2人目となる3度の受賞を達成。バロンドールも2度勝ち取ると、2006年にはW杯史上最多得点者にもなった(2014年にミロスラフ・クローゼが記録更新)。

彼がバルセロナで飾ったデビューイヤーほど印象的なものはこの世にないだろう。

1996-97シーズンに51試合で47ゴールを叩き出し、リーガでは惜しくも2位で優勝を逃したが、コパ・デル・レイとUEFAカップウィナーズカップで優勝を飾った。

ただ、1997年に彼はインテルと契約したためにバルサは長く留めることができず。

スター扱いされた1998年W杯では得点王になったが、大会の最後はプラン通りにはならず。フランスとの決勝前に体調を崩してしまい、チームも0-3で敗戦。

その後、レアル・マドリーと契約し、銀河系の一人として絶頂期の片りんを見せた。

ただ、完全に元の姿に戻ることはなく、ゴールは決め続けたものの、ルーズな生活と壊れやすい膝のせいでプレースタイルの変更を余儀なくされ、2011年に引退。