――ハーフナーさんが気になる日本人FWはいらっしゃいますか。

正直、昨年のJリーグも得点王が14点(※2022シーズンのJ1得点王チアゴ・サンタナ)では絶対いけないと思います。Jリーグでは特にいないかな。どちらかというと海外に行った若い選手が気になりますね。

今年、神村学園からボルシアMGへ直接行った福田師王選手。おそらくJリーグだと「守備をしなくちゃいけない」みたいな感じで育っちゃうと思うので、だったら海外で。まだそういう例が少ないじゃないですか。

若い時から海外にいてうまくいく。そういうのも見てみたいです。ソン・フンミンも結構若い年齢からドイツにいて、やっているサッカーが全然韓国の選手っぽくなかったですから。

なのでそういうのもちょっと期待しちゃいます。新たな化学反というか。日本人が若くして、そういう海外で揉まれたらどういう選手になるのか。

日本の良いところでもあるし悪いところでもあるのが、「出る杭は打たれる」みたいなところです。目立とうとしたら「調子に乗るなよ」みたいな感じで押し潰される選手は少なくなかったと思います。そういうのがほとんどないのが海外なので。

やっぱりストライカー。世界で点がたくさん取れるストライカーが生まれるのはそういう海外的な志向を持った選手になるかなと個人的に思っています。