――ヘディングの当て感などは練習で積み上げていたのでしょうか。

具体的に自分の考えを言っても、他の人に伝わるかは分かりませんけど…。

とりあえずゴールの枠内に入れれば「何かが起きる」という意味で、日頃のシュート練習などから、クロスの練習もそうですけど、抑えて枠に入れることはずっと考えていました。

――ここから日本代表での話をお聞きします。ハーフナーさんは2011年に初招集されてから18試合で4ゴールを決めました。特にアルベルト・ザッケローニ監督の下でプレーされた時期が多かったですけど、当時のザックジャパンでの思い出はいかがですか。

デビュー戦がいまだに自分の中で一番思い出に残っていますね。

追加招集でしたし、試合までの時間もあまりなかったんですけど。合流して2日くらいで試合をやったかな。北朝鮮戦は「さすがに試合に出ないだろう」と思っていましたが、追加招集された2日後の北朝鮮戦、途中から急に呼ばれて。あれは本当にずっと覚えていられるデビュー戦ですかね。

後は色々な試合を経験できたのもザックジャパンの時だったかな。フランスへ行ってフランス代表と対戦したりもしましたし、コンフェデにも行きました。最終的にワールドカップに行けなかったのはやっぱり個人的な努力のなさだったと思います。

もっと自分にベクトルを向けていれば、もっと成長できたな、と。そうしたら2014年のワールドカップにも行けたかなとは思いましたね。