―そうすると、もう少し早くジャッジできることもあった?
「監督を変えることのリスクも常にあります。それから変えないリスクもあります。これを常に比べながら私たちは議論してきました。
変えれば必ず良くなるという魔法があるんだったら、我々はその方法を取るかもしれません。でも、我々はこのリスクを考えながら、様々な観点から考え議論をしてきました。その度その度にです。予選をしている時からです。
ハリルホジッチ監督をサポートすることに変わりない、これからもやるぞということを常に考えてやって来た。それが最後の最後でそこが変わってしまったということです。
確かにタイミングとしては遅いんじゃないかということはありますけど、最後までハリルホジッチ監督のチームをまたグッと固まれるようなものにしたいということで我々も3月も努力したんですけども、残念ながらそれが実現できなかったということです」
―ワールドカップまでの残り2ヵ月、西野新監督にはこれまでやってきたことを踏襲するような形で指揮を執る?何かガラリと変えるのか?どのような日本サッカーを構築していくべきか?
「まさに『日本サッカー』と言ってくれました。そのところを一番大事にしなければいけません。
もちろん、これまでやってきたことを全否定するわけではありません。ただ西野監督がやりたいことを、やりたいスタッフでそれを全面的にサポートしていきます。
そして我々が築き上げてきたスカウティングであったり、コレクティブに戦う日本の選手たちの能力であったり、そういうものもしっかりと出していける日本らしいサッカーをやってほしいと思っています。
これは(西野監督の就任会見が行われる)木曜日に是非、同じ質問をしていただければと思います」