4月4日、『worldsoccer』は「ラツィオに所属しているナイジェリア代表MFオジェニー・オナジは、昨年遭遇した自爆テロの記憶は消えないと話した」と報じた。
2014年5月、故郷のジョスにあるメインマーケットで自爆テロが発生し、118名もの死者が発生した。ちょうど里帰りをしていたオナジは、爆発が起こる15~20分前までそのメインマーケットに滞在しており、間一髪で死を逃れた。
それから1年近くが経過したものの、オナジはその記憶は全く薄れることはないと話し、更なるテロが起こらないよう国全体で取り組まなければいけないと話した。
オジェニー・オナジ
「(20分前まで滞在していたマーケットで自爆テロが起こった)
その記憶が消えることはない。死傷者の数を見たときに寒気を感じたのを、今でも鮮やかに思い出す。
その日僕に神が20分の時を与えてくれたことを感謝している。爆弾の話を聞くたびに、これらのことを思い出す。いつか薄れていくとは思えない。
(その数日後、UEFAチャンピオンズリーグの決勝を見ていたファンをターゲットにしたテロで3名が死んだ)
250を超える民族がいて、サッカーは人々を団結させられる。同じ言語を話さない人々でも、ゴールを共に喜ぶことが出来るんだ。
政府は真剣に国のセキュリティを向上させることを考えるべきだ。僕はナイジェリアにはいないので、行政を判断することは出来ないが、しかし心地が悪いと感じている。たくさんの人々が苦しんでいる。
サッカーは人々を団結させられるが、しかし爆弾が人々を分かつ」