11月25日、『Africanfootball』は「ナイジェリアサッカー連盟のメンバーであるムサ・アマドゥ氏は、組織の混乱によってワールドカップの賞金を受け取ることが出来ていないと話した」と報じた。
夏に行われたワールドカップでは、アフリカ諸国でボーナスの支払いを巡って大きな混乱が起こっていた。ナイジェリアも例外ではなく、フランスで行っていたキャンプの時点から選手が連盟との会談を行っていたことに加え、大会中には突然選手側がボーナス倍額を求めるという問題もあった。
そして、ナイジェリア連盟はその支払いのために政府から380万ドル(現在のレートで4億5000万円)の借金をしている。
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しかし、現在ナイジェリアサッカー連盟では会長選挙を巡って大きな混乱が起こっており、何か月もの間組織の機能が失われている状況。そのために賞金を受け取れず、借金も返せない状況になっているという。
ムサ・アマドゥ ナイジェリアサッカー連盟
「お金については準備はできている。しかし現在の混乱は、我々がまだそれに接することが出来ないことを意味する。一旦すべてが整理されれば、お金を得ることはできるだろうが。
我々は、スポーツ省から書面を受け取っている。返済の義務を思い出させるためのね。一度お金を受け取ったのだから、それは返さなければならない」