3月19日、『AP』や『Reuters』は「ナイジェリアサッカー連盟は、親善試合をキャンセルしたボリビアを激しく批判している」と報じた。
ナイジェリアは3月26日にホームのウヨでボリビアとの親善試合を行う予定となっていた。しかし先日ボリビアサッカー連盟はナイジェリアでの治安の悪化を懸念し、渡航することを拒否するとともに、試合をキャンセルすることを決定した。
それを受けてナイジェリアはその代わりとしてウガンダに接触し、撤退してボリビアの代わりとして迎えることを決定している。
ナイジェリアサッカー連盟で親善試合のマッチングを担当しているジャイロ・パチョン氏は、ボリビアの選択に対して「怖気づいた」と批判した。
ジャイロ・パチョン ナイジェリア連盟マッチエージェント
「親善試合の相手はウガンダに置き換わる。ボリビアは我々と契約し、代表チームのためのビザを受け取っておきながら、11時間前に怖気づいたのだ。弁解の余地はない。
我々は弁護士と協議し、これらの問題をFIFAに訴える予定だ。しかし、我々はボリビアよりも高いランキングのチーム(ボリビアは92位、ウガンダは74位)を対戦相手として確保できたことにとても喜んでいる。
確かに、ボリビアの問題を取り扱うための時間はあるが、我々が注視したのは代替となるチームを確保することだった」
ナイジェリアでは現在キリスト教徒とイスラム教徒による紛争が激化しており、さらにイスラム教系過激派組織のボコ・ハラムが台頭。治安が著しく悪化するとともに、政府の力が及ばない地域が拡大している状況にある。