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2011年12月7日(水) - ジャワハルラール・ネルー・スタジアム(デリー)
Bhutan
1
1-5
0-3
8
Afghanistan
チェンチョ







22'







得点者
4'
9'
15'
19'
45+3'
48'
60'
84'
アタ
ハルーン
アレズー
アレズー
アレズー
ジャラルディン
マシュリキ
アレズー


この試合に勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるアフガニスタンは、ブータンを相手になんと大量8得点を奪って圧倒的な勝利を収めた。

序盤から激しい攻撃を仕掛けたアフガニスタンは相手を圧倒。強みであるドリブル突破、攻撃における仕掛けの積極性を生かして、守備を切り裂いていった。

試合開始からわずか4分、イスラフィルのフリーキックから混戦となり、こぼれてきたボールをアタが強烈なボレー。ゴールに突き刺して先制点を奪取。その5分後にも、サンジャールのミドルシュートがキーパーに弾かれたところを、サイドバックのハルーンが詰めてネットを揺らす。

15分には右サイドから強引にカットインしたアレズーが左足を振り抜いて3点目。さらにアレズーは19分にもスルーパスに飛び出してゴール。前半ロスタイムにもグラム・ハズラトのクロスを押し込んで、ハーフタイム前にハットトリックを達成した。

後半はのらりくらりと時間を潰しながらのプレーになったが、それでもゴールラッシュは止まらず。47分にはサンガイ・ハンドゥのファウルでPKを獲得し6点目。60分に左サイドからゴールライン上を切れ込んでいったマシュリキが7点目。さらに84分、中央をパス交換で突破してイスラフィルが飛び出しシュート、キーパーが弾いた後のこぼれ球をアレズーが押し込み8点目。

なお、この試合の前日に起こったカブールの自爆テロによって、代表チームの一員であるムスタファ・マダルの従兄弟4名が13、14歳で命を落とした。アフガニスタン代表チームは多くのゴールと歴史的な勝利を、悲しい事件の犠牲者に捧げることが出来たのである。

対するブータンについては、アフガニスタンとの相性が悪すぎたという評価をすべきだろう。確かにマンマークを主体にした守備はほとんど機能していなかったし、試合を戦うごとに完成度も落ちていった。

選手個々の一対一、空中戦の脆さは、「守備はかなり弱いが、個々のスピードや積極性に優れ、勢いがあり、決定力が高い」相手には致命的な弱点となった。プレスをかけても簡単に抜かれ、徐々にアタックできなくなり、2人3人付いても誰も奪いにいけずに突破を許す状態となった。そうなればサンドバッグのように殴られるのみだ。

マンマークシステムをしなければ…とも思えるが、最初に戦ったスリランカとの前半はそれほど大きく崩壊はしなかったわけであるし、大きく戦術を変えられるような応用力もありはしないだろう。そして、ある程度特別なことをしなければ、この面子で結果を出すのは不可能である。そういう点では勝つ確率が低いギャンブルに負けた、という形でなかろうか。

順位表


(筆:Qoly編集部 K)

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