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2011年12月4日(日) - ジャワハルラール・ネルー・スタジアム(デリー)
Nepal
1
0-0
1-0
0
Bangladesh
タパ
90+5'
得点者




GL第2節の初戦は劇的な結末であった。序盤からペースを握ったネパール、我慢の末後半に盛り返したバングラデシュ、共に得点を奪えない展開。しかし試合終了直前、ネパールがセットプレーで値千金の先制ゴールを決めて勝利をものにした。

初戦の勢いを今日に繋げてきたネパールは序盤から力を発揮。基本は一昨日と同じであったが、相手のカウンターを警戒して若干両ウイングバックが守備を意識し、その分前線に早く縦パスを入れる選択肢を増やした攻撃を仕掛けた。

試合を支配し押し込んだネパールは多くのチャンスを迎える。しかし、なかなか点を決められなかった。一昨日と同じく前線の決定力に悩み、良いサッカーをしていても結果に繋がらない。

そして中盤以降はやや厳しい展開に追い込まれていく。中1日というハードスケジュールの影響か、徐々に運動量は減少。それ以上に困ったのがビジャイ・グルン、カワズの2名をベンチに下げたこと。ドリブルでアクセントを付ける前者、アイデアがある後者、両方が抜けたため攻撃が機能しなくなり、チャンスが減少していったのである。

逆にそこで力を発揮し始めたのがバングラデシュだった。立ち上がりは狙い通りではなかったと思われる。メンバーは前節と比べて攻撃的(だと思うのだが…)であり、戦術はおそらく「ある程度引いてスペースを消し、ボールを奪ったら3バックの外にウイングを走らせ、サイドバックのオーバーラップを加える」というものだったのではないか。

しかし思ったようにボールを奪うことが出来ず、押し下げられてあまりチャンスを作れていなかった。ところが後半、インターセプトの意識を高めたこと、投入したミトゥンが前線で獅子奮迅の活躍を見せたこと、バジャイ・グルンとカワズの運動量の減少、そして彼らの交代と好材料が続き、徐々にペースを掴んでいったのである。

ところがこちらも決定力には苦しんでいる身。76分にはミトゥンが飛び出しからキーパーまで抜いたが、折り返しをミシュが合わせられず。81分にもミシュはフリーでクロスを合わせる場面を迎えたが、キーパーに当ててしまった。チャンスが互いにありながらも一向にスコアが動かない試合であった。

そんなこんなで迎えた後半ロスタイム4分が過ぎたところであった。ラビン・シュレスタが左サイドを飛び出し、マムン・ミアのファウルを誘ってセットプレーを奪う。タパが蹴ったキックは高い弾道を描き、サヒドゥルの頭上を越えてゴールの中に吸い込まれていったのである。

最後の最後で試合の均衡が破れ、ネパールが勝利を収めた。第1節終了時点で4チームが勝ち点1で並んでいただけに、今回獲得した3ポイントはネパールにとって大きな意味を持つものとなるだろう。

順位表


(筆:Qoly編集部 K)

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