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2011年12月4日(日) - ジャワハルラール・ネルー・スタジアム(デリー)
Pakistan
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Maldives


インドと並んでのシード国であり、優勝候補の一角でもあるモルディブ。しかし開幕戦に続いて第2節も引き分けに終わり、勝ち点を伸ばせず。最終節のバングラデシュ戦に望みを賭けることとなった。

その結果を生んだのは、間違いなくパキスタンのコレクティブな守備。第1節でも見せた守備力は決して伊達ではなかった。布陣をコンパクトに保ってスペースを消し、集中したマーキングで弾き返し、長いボールでカウンターを仕掛ける。はっきり言えば前線には何の魅力もないが、サボり癖がなくそこそこのテクニックがある選手が揃っており、確固としたコンセプトを持っている。

危険なアシュファクも数人で警戒し、100%の力は発揮させなかった。もちろん何度か崩された場面はあったが、幸運にも恵まれて見事に勝ち点1をもぎ取ったと言える。次のネパール戦でもこれを継続できれば、勝つチャンスは必ずやってくるだろう。

対するモルディブにとっては、今日は攻めることこそ出来たものの、それが優勢だったか?と言われるとなかなか難しい内容であった。ボールはほぼ支配し、攻撃の機会も多かったが、守備を崩した場面がパキスタンより多いとは言えなかった。

前回アシュファクをワントップにしたことで流れを断ち切ってしまった反省からか、今日は終始2トップを維持。その上にシャムウィールをトップ下に入れた変則的布陣を組み、エースの周囲にサポートを入れることを重視していた。しかし中央の守備が厚く、ゴール前であまり力を発揮できる場面がなかった。

アシュファクは、前半は主に左サイド、後半の中盤までは右サイド、動けなくなった終盤は中央とプレーエリアを変えていった。ちょこちょこと良いチャンスメイクは見せたが、あまりボールタッチは増えず、中央に入ると特にパスが入ってこない状態だった。88分には動きが落ちた相手の隙を狙って、左サイドからの折り返しの際にファーでフリーになる事に成功したが、千載一遇のチャンスをミスキックでフイにした。

チームとしても確たる攻め手を見いだせず、最後に敢行した3トップシステムさえ機能したとは言い難い、不完全燃焼の試合に終わったと言えるだろう。

順位表


(筆:Qoly編集部 K)

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