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2011年12月5日(月) - ジャワハルラール・ネルー・スタジアム(デリー)
Afghanistan
3
2-1
1-0
1
Sri Lanka
サンジャール
サンジャール
アタ
22'
36'
78'
得点者
17'


ザイン




アフガニスタンがスリランカを逆転で破り、勝ち点を4に乗せて首位に浮上。最後に弱小ブータン戦を残しているアフガニスタンは、これでほぼ決勝トーナメント進出が決定したと言えるのではないか。

一昨日の試合では守備の脆弱さでインドに隙を与えてしまったアフガニスタン。今日も17分に酷いミスからある意味『らしい』失点をしてしまった。キーパーからの長いボールをバウンドさせた上、ファイサルがヘッドで出したバックパスが弱く、ザインに掻っ攫われてゴールを陥れられたのである。

しかし、試合全体を通して見れば、弱点が大きく露呈したのはこの場面くらいであった。むしろ強みを良く発揮した内容だったといえる。縦に早い情熱的な攻撃。左サイドのイスラフィが鋭いドリブルでチャンスを作り、飛び出しが上手いアレズーとサンジャールがゴールを狙い、マシュリキが上がってサポート。右サイドはハードワークでバランスを取る。

22分にはイスラフィが左サイドで基点となり中央へ展開、マシュリキがハブとなってさらに右に繋ぎ、サンジャールが強烈なシュートを決めて同点。36分にもイスラフィのクロスから、ニアでアレズーが潰れて囮となり、ファーでフリーになったサンジャールが今日2点目を決めた。

後半はそれまでほど一方的ではなかったものの、それでも78分にはセットプレーからアタがヘディングを決めて3点目。追いすがる相手に止めを刺した。

この展開を作り出したのはスリランカの姿勢に依るところが大きい。おそらく彼らとしては、先日センターバックを務めていたR.N.バンダラを右に配置してイスラフィを抑えよう、という魂胆だったのではないか。守れさえすれば相手は守備が弱いから点も取れるだろう…という考えもあったのかもしれない。その点で言えば1つはゴールが取れたわけである。

しかし、結果としてイスラフィには好き勝手に攻撃を作られ、28分に早くも戦術を変更せざるを得なくなった。ラワンティラカを下げて先日右サイドバックのスタメンを務めたクリスタンタを投入。R.N.バンダラは中央に移した。

さらにもう一つ、アフガニスタンは守備が弱いのは確かだが、それはかけてくるプレスが連動せずパス回しに弱い、クロスへの対応でマークを外すという性質であって、決して1対1に弱いとか、プレスをかけてこないと言うことではない。よって、攻めに人数をかけすぎない選択をしたことで、パスを回せず、クロスも上手く入らない、合わない。

要するにスリランカは、アフガニスタンの「強みを抑え、かつ弱点を突こう」と欲張ったばかりに、両方とも中途半端になってしまったということである。その結果が3-1というスコアに表れた。

順位表


(筆:Qoly編集部 K)

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