前田大然

水戸での成績:36試合13得点(2017年)

現所属:セルティック(スコットランド)

今やセルティックと日本代表に欠かせない存在の一人となった前田大然だが、彼の“ルーツ”も水戸といって差し支えないだろう。

2016年に山梨学院大学附属高からJ2・松本山雅へ加入し、初年度は9試合0得点。翌年J2・水戸へ期限付き移籍するとその驚異的なスピードが大いに話題となり、13得点を決めてブレイクした。

横浜F・マリノスに所属した2021年にはJ1リーグ得点王とベストイレブンに輝き、セルティックへ移籍。2022年ワールドカップのクロアチア戦では先制ゴールを決めている。

昨年オフに水戸へ凱旋した前田は、「水戸でプレーしていなかったら今の僕はいないですし、日本代表にも入っていないと思います」と感謝の言葉を述べている。

藤尾翔太

水戸での成績:22試合8得点(2021年)

現所属:FC町田ゼルビア

パリ五輪で2得点を決めた大型のアタッカーは、高校年代から年代別日本代表の常連だった。

2020年にトップ昇格したセレッソ大阪では、J1デビュー戦でプロ初得点を記録。当時存在したセレッソのU-23チーム(J3)でもまずまずの成績を残した。ただトップでは出番がなく、U-23の活動が停止した翌年J2の水戸へ育成型期限付き移籍した。

水戸では熱血漢な秋葉忠宏監督(現・清水エスパルス監督)のもとでチームプレーを学び、22試合8得点。自身は「プレーの幅を増やしてもらう機会になった」と振り返っている。

翌2022年には徳島ヴォルティスで初の二桁得点をマーク。その後町田へ移籍して飛躍し、パリ五輪での活躍につなげた。