水戸ホーリーホックは19日、北海道コンサドーレ札幌からFW中島大嘉(22)を期限付きで獲得したことを発表した。期間は2025年1月31日までで背番号は99。

大型ストライカーとして日本の未来を担う存在ともいわれた男が、“育成の水戸”で再出発する。

中島は国見高校から札幌へ加入。188cmの圧倒的な高さと優れたスプリント力で“和製ハーランド”として話題になり、その破天荒な発言でも注目を集めた。

しかし札幌ではミハイロ・ペトロヴィッチ監督から苦言を呈されるなどなかなか出場機会を与えられず。今季はJ2の藤枝MYFCに育成型期限付き移籍していたが、リーグ戦の出場は6試合にとどまっていた。

一時はパリ五輪の有力な候補の一人だったが、いつしか候補として名前が挙がることもなくなった。そんな状況下で、過去に前田大然や小川航基をブレイクさせた水戸で再起を図ることになった。

中島は札幌の公式サイトで「2024年はここまで皆さんの元に自分の名前が届くことは無く、終わったと思われている方もいると思いますが、中島大嘉はここから大逆襲します」と巻き返しを宣言。

水戸の公式サイトでは「2024年、自分は全く結果を出せていません。そんな自分にオファーをしてくれた水戸ホーリーホックには感謝してもしきれません」と感謝を述べた。

世代屈指の逸材ながらパリ五輪メンバー18名に含まれなかった海外日本人11名

また、今季プレーした藤枝の公式サイトでは以下のようにコメントしている。

「サポーターやパートナー企業さん、地域全体から応援や愛を貰いましたが、それを結果で返せずとても悔しいです。自分にとって凄くもどかしく苦しい半年間でしたが、MYFCのサポーターの独特な雰囲気や藤枝の街の美しさ、歴史に触れて人として大きく成長できたと思っています」

「中島大嘉が藤枝MYFCにいたんだと皆さんが誇れるような選手、人間になるために、ここでの時間を糧にして頑張ってきます。半年間、本当にありがとうございました。藤枝だいすき!」

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介