3位:パウル・ブライトナー
生年月日:1951年9月5日
バイエルン所属:1970~1974、1978~1983
バイエルンでのリーグ成績:255試合83ゴール
引退後:解説者
攻撃的なサイドバックの始祖といえる名ディフェンダー。バイエルン・ミュンヘンで2度のキャリアを過ごし、1974年のワールドカップでは西ドイツ代表の優勝メンバーとなった。
また1982年のワールドカップでも決勝に進出。2大会のワールドカップ決勝でゴールを決めた選手はジダン、ペレ、ババ、エムバペ、そしてこのブライトナーしかいない。
引退後はドイツ代表監督に「17時間だけ」就任したことがあるが、指導者としてはほとんど活動していない。主に解説者やコラムニスト、スカウト、コンサルタント、アンバサダーとして活動している。ちなみに息子のマックス・ブライトナーはバイエルンのクラブ記者である。
2位:コンラート・ハイドカンプ
🔴 THREAD | Konrad Heidkamp, l’homme qui a sauvé les trophées du Bayern pic.twitter.com/Izxzh6DIxP
— Media Bayern France (@MediaBayernFR) September 14, 2023
生年月日:1905年9月27日
バイエルン所属:1928~1936
バイエルンでのリーグ成績:不明
引退後:指導者
「コニー」と呼ばれたバイエルン・ミュンヘンの伝説的なキャプテン。アムステルダムオリンピックで西ドイツ選抜の一人として活躍したあと、デュッセルドルフSC99から加入した。
そのパワフルなキックから「擲弾兵」との異名をとったパワフルなフルバックで、タフなタックルや正確なパスで攻守に貢献したという。
1940年にはナチス・ドイツからの金属供出命令に多くのクラブが従う中、ハイドカンプらはそれに反抗し、空襲が始まる中でトロフィーを旧知の農家の倉庫に隠したという。さらにその後のアメリカによる略奪からも守り抜いた。現在それらのトロフィーはバイエルンの記念館に保存されている。
伊藤洋輝は何位?バイエルンが獲得した「歴代最高額のディフェンダー」TOP10
1位:フランツ・ベッケンバウアー
生年月日:1945年9月11日
バイエルン所属:1959~1977
バイエルンでのリーグ成績:427試合60ゴール
引退後:指導者、会長、名誉会長
「皇帝」と呼ばれたバイエルン・ミュンヘン伝説のリベロ。最終ラインから攻守に渡って貢献するシステムを完成させた唯一無二のディフェンダーであり、類稀なリーダーシップで数多くのタイトルに導いた。
また、選手としても監督としてもワールドカップを制覇したのはディディエ・デシャン、マリオ・ザガロと彼の3名しか存在しない。
バイエルン・ミュンヘンでは監督を務めたほか副会長、会長、監査役、名誉会長も歴任。今年1月に惜しまれながら78歳でこの世を去っている。