アンディ・キャロル

うまく行かなかった移籍先:リヴァプール

リヴァプールがフェルナンド・トーレスをチェルシーに売却したあと、その莫大な移籍金の70%を投資して獲得したのがニューカッスルの若き大型FWアンディ・キャロルであった。

イングランドの将来を担うと言われた逸材に手を伸ばしたのは決して悪いことではないが、問題だったのはキャロル自身が全く移籍を希望していなかった点だ。彼は愛するニューカッスルに売られたことをショックに思い、リヴァプールでは度重なる怪我に悩まされた。

当時のイングランド人に支払われた移籍金としては最高額となった3500万ポンド。アンディ・キャロルはその期待に全く答えることができずに終わったが、もしニューカッスルに必要とされてとどまり続けていたらどうなったのだろうか…。

ジョアン・フェリックス

うまく行かなかった移籍先:アトレティコ・マドリー

ベンフィカで若くしてエースとなったジョアン・フェリックス。突如ユースから昇格してきた細身の天才アタッカーは、圧倒的なテクニックとアイデアでポルトガルリーグを席巻し、クリスティアーノ・ロナウドの後継者とも評価された。

しかし意外なことに彼が移籍したのはアトレティコ・マドリー。1億ユーロ以上の額が支払われる大型の取引だったが、ジョアン・フェリックスのプレースタイルとディエゴ・シメオネ監督の戦術は合わないのでは?と不安視された。

【関連記事】近年の「最高に成功したゼロ円移籍」5名

案の定その予想は当たった。スペインへ移籍したフェリックスはその移籍金に見合うような活躍ができず、才能を発揮する場所を見いだせなかった。その後チェルシーへのローン移籍を経てバルセロナに加入したが、まだベンフィカ時代の輝きを取り戻せていない。

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)