ジョタ

うまく行かなかった移籍先:アル・イティハド

昨年夏にセルティックからサウジアラビアのアル・イティハドへと移籍した24歳のポルトガル人ウインガー。彼にとって不幸だったのは、クラブがあまりにも多くの投資を行ったことだ。

カリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテらとともに活躍することになるだろうと思われたが、それからも補強は止まることがなかった。結局外国人枠が埋まってしまい、ジョタは選手の登録から外されることに。

9月以降は公式戦に出場することすらできずにいる状況で、早めに解決策を見出さなければその有望なキャリアに大きな傷を付けてしまうだろう。

ロメル・ルカク

うまく行かなかった移籍先:チェルシー

マンチェスター・ユナイテッドで不幸な時間を過ごしたロメル・ルカク。復活を期してイタリア・セリエAのインテルへと移籍し、アントニオ・コンテ監督の下で2020-21シーズンのスクデットを獲得するなど活躍を見せた。95試合で64ゴールという結果はまさにエースの風格であった。

しかし、ルカクは驚くことにかつて失敗した場所であるチェルシーへと戻ることになった。それはインテルの財政難もあってのことだったはずだが、1億ポンド以上の移籍金が支払われれば仕方ない取引でもあった。

ただ、これはルカクにとっては不幸そのものだった。トーマス・トゥヘル監督のプランには全く合致しておらず、最初からインテルを離れたことを後悔しているようでもあった。そして後にインタビューで「僕はインテルに戻りたい」と宣言してファンから批判を浴びることにもなり、ルカクとチェルシー両方にとって不幸な取引になってしまった。