旗手怜央

今大会、サプライズ選出の一人だった旗手怜央。10月のCLアトレティコ戦で負傷して戦線を離脱し、ピッチへ戻ってきたのはアジアカップ直前の1月2日に行われたセントミレン戦だった。

徐々にコンディションを上げて迎えた今大会は、2戦目のイラク戦で74分から出場。後半アディショナルタイムにコーナーキックで遠藤航のゴールをアシストしている。

鎌田大地と田中碧を欠く今大会は、ビハインドの状況での選択肢が戦力的にやや狭まっている。その中でイラク戦は旗手の存在が大きく浮かび上がる一戦だった。

技術と戦術眼に長ける26歳は、相手が引いても狭いスペースの中で“交通整理”をすることができる。状態的にもフレッシュであり、とくにゴールが必要な状況ではチームにアイデアをもたらしてくれるはずだ。