毎熊晟矢

鈴木同様、今大会は低調な姿が目立つ菅原由勢。彼の場合は昨年3月にスタメンに定着して以降、常に高いパフォーマンスを見せてきただけにより難しい状況と言えるかもしれない。

そんな右サイドバックのポジションにおいて、毎熊晟矢は菅原とは違った形のクレバーさを持つ選手だ。

セレッソ大阪の小菊昭雄監督から「和製ハキミ」と評された攻撃的サイドバックは、味方よりも相手を見て急所をえぐるようなプレーが得意。一見派手に見えても彼の判断は合理性にあふれている。

フィジカル的な魅力は背中にあり、プレー姿勢の良さから周りに安心感を与えることができる。伊東純也や堂安律とのコンビネーションも良好で、今の状況をチャンスに変える可能性は高い。