Jリーグ公式Youtubeチャンネルは30日、今シーズンのJリーグを振り返る「Jな夜会2023」の後編を公開した。

今回出演したのはワッキー(ペナルティ)、チョウ・キジェ(京都監督)、横内昭展(磐田監督)、酒井高徳(神戸)、太田宏介(町田)、森脇良太(愛媛)、そして野々村芳和(チェアマン)の7名。

その中で、日本人の選手だけではなく「指導者が海外に出ることが必要ではないか」という話があり、そこで酒井高徳が語ったことが興味深かった。

酒井「僕はずっと知り合いには言ってるんですけど、『なんでライセンスの講習を英語でやらないの?』と。

英語だけ喋れてしまえば…言い方悪いかもしれないですけど、戦術がなくても選手とサッカーの話ができれば。日本の指導者呼んでみようかな、となるかもしれない。

選手は海外に行きたい、世界で活躍したいと思っている。指導者も絶対そのように思っているわけなので。

『S級取りました、じゃあちょっと英語勉強しようかな』なんて…その前に勉強しとけよって。ライセンスのS級は海外でサッカーをするために必要なライセンスなんですという価値を高められる。英語にすることによって何倍も高くできる。

それで監督になれないやつがいても、それくらいの心意気なら別に良くない?そんな人いらないでしょ」

野々村「本気で世界を目指すとなると、英語は絶対に普通のものになる。Jリーグも20~30年後には全部英語になっているくらいでないと、世界に追いついていけてないと思うんだよね」

酒井「ドイツ語やイタリア語と言われれば『勘弁してよ』となりますけど。久保くん(久保建英)もそうですけど、小さい頃から海外にいてあれだけ喋れて、サッカーを教えてもらって。それはすごく大事だと思う。

結局選手たちも海外に行くために勉強してるじゃないですか。Jリーグの制度を使って英会話のレッスンに行ってる選手も、海外を見据えている。なのに指導者がやらないでどうするのと。

日本のサッカー選手が世界で頑張ってくれればレベルは上がります、でもその他はいいんですか?と。指導者は『海外に行ってこい』だけでいいのか。それじゃJリーグはダメでしょ」

近年日本人選手の海外進出が増えており急速にレベルアップが進んでいるが、その一方でJリーグトップレベルの監督が海外で指揮をとるケースはほとんどない。

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酒井高徳は、指導者のレベルアップを図るためには「S級ライセンスの講習をすべて英語にする」ことで海外進出を促すのが重要だと感じているようだ。

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