日本サッカー協会(JFA)は23日に宮本恒靖専務理事がJFA会長に選任されたことを発表した。

47歳の宮本氏は、日本代表として2002年と2006年のワールドカップに出場したこともある。元Jリーガー、ワールドカップ出場経験者が会長に就任するのは史上初。

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新会長となった宮本氏は以下のようなメッセージを出している。

「日本サッカー協会第15代会長に就任しました、宮本恒靖です。責任ある役職を拝命し、身の引き締まる思いです。

私はこれまで選手、FIFAマスターの学生、育成年代の指導者、Jクラブ監督、メディア、そしてJFAの専務理事とさまざまな立場からサッカーに関わってきました。そこにはずっと、『この国でサッカーをもっと大きな存在にしたい』という強い思いがありました。

日本サッカー協会創立から100年余り、プロリーグができてからは30年余り。日本のサッカーは、多くの関係者の努力の積み重ねによって、世界に誇るべき成長を遂げてきました。全国各地にスタジアムができ、週末にはJリーグやWEリーグが行われ、SAMURAI BLUE(日本代表)やなでしこジャパン(日本女子代表)の躍進に日本中が沸く――。そんな光景が見られるようになりました。

一方で、JFA2005年宣言で掲げている『2050年までに自国開催のワールドカップで優勝する』という目標を達成するには、もう一段上に上がるための施策を打っていかなくてはなりません。先輩方が築いてこられた多くの財産を継承(守り)しつつ、時代に即した革新(攻め)のアクションが必要です。やりたいことはたくさんあります。ひとつひとつ、皆さんとしっかりと会話しながらよりよい道を探り、国内外で日本サッカーのプレゼンスを高めていきたいと思います。共に新しい日本サッカーをつくっていきましょう」

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