一貫性のある育成システムを構築
――wyvernを詳しく教えていただけますでしょうか。
ありがとうございます。まず知っていただきたいのが、このwyvernは7年前にできた愛知県の刈谷市と知立(ちりゅう)市を本拠地とするクラブです。クラブができた瞬間からJリーグ参入を目指してるクラブなんですよ。これまではクラブができて、アマチュアで戦って勝ち上がり、応援してくれる方々とかスポンサーと、いろんな条件が重なってJクラブを目指し始める形が多いらしいんですよ。
このクラブは7年前にクラブが創立したときからJリーグ参入を目指しているクラブです。トップチームの監督としてはバトンを引き継いで、いま東海1部リーグを戦ってるんですよね。2026年までに参入を果たすことがクラブのコンセプトです。
もう1つは「一貫育成システム」といって、幼児からジュニア、ジュニアユース、ユースと各カテゴリーがあります。一貫したwyvernのトレーニングでゆくゆくはJリーグ参入を果たして(子供たちを)Jリーガーに。自分たちの育成の中からどんどんトップチームの選手を輩出するというコンセプトがあります。
――育成のコンセプトがしっかりしている点は魅力的ですね。
これに関しては、去年私が初めてU-13を受け持ったときに、ジュニアユースダイレクターという役職をやらせていただきました。そしてwyvern全体のプレーモデルを作らせていただきました
サッカーの「攻撃」、「守備」、「攻撃から守備」、「守備から攻撃」の4局面の項目があって、その項目に向かって練習メニューがあります。映像で全部まとめて、それをアカデミーの指導者全員と共有してやっています。
なので去年は私はU-13で、U-14、U-15とそれぞれ指導者がいます。一貫育成システムのコンセプトでやっているというのが現状ですよね。