現代サッカーの過密日程に対して、選手など多方面から批判を浴びている。そのような中、ドイツ1部バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲ会長は、独自の見解を示した。

アメリカのインターネット関連サービスを展開するIT企業『Yahoo』のインタビューに応じたルンメニゲ会長は、過密日程に不満を漏らす選手について問題の核心をつく意見を述べた。

「彼らの不満は理解できる。しかし、選手たちとエージェントもこの状況の一端を担っている。彼らは常に給与の引き上げを要求し、クラブをさらなる収益追求に駆り立てた。その資金はどこから来るのか。より多くの試合をすることだ」

続けて同会長は「だからこそ、いまこそすべての関係者が集まり、ゲーム(とそれを支えるビジネス)をよりバランスの取れた合理的な状況に戻すにはどうすればいいかについて、冷静に合理的な話し合いをするべきときだと考えている」と、関係者間で現状の見直しをするべきタイミングだと主張した。

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バイエルン会長のこのコメントはXなどSNSでも拡散され、「よく言った。天文学的な賃金、法外なスポンサー契約、信じられないほどの契約解除条項、このような金銭欲がいまの状況を生み出した」「すべて同意です。週給50万ユーロをもらっているなら、多くの試合をする覚悟は必要です」などと好意的な意見が多く寄せられた。

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