マルコ・ファン・バステン
オランダ代表:58試合24ゴール(1983-1992)
近年は「FIFA最高技術開発責任者」として“奇抜なアイディアで騒がせるおじさん”と化しているが、彼こそヨハン・クライフの後継者と呼ばれた不世出の天才ストライカーだ。
当時世界で最も厳しいといわれたセリエAでゴールを量産。ルート・フリット、フランク・ライカールトとのオランダ人トリオでミラン黄金期を築き上げた。
国際舞台においても1988年欧州選手権の決勝で角度のないところからゴールを決め、オランダに今なお唯一の国際タイトルをもたらしている。
ケガによって30歳で現役引退とピークの期間は短かったが、今日まで伝説的に語られるのはそれほど彼のインパクトが大きかったということであろう。