すると、これを受けて12日、今度は浦和レッズが「浦和レッズサポーターによる違反行為について(処分の決定)」と「名古屋グランパス様による4月10日の情報発信について」という2つのリリースを立て続けに行った。

詳細はリリース内で確認してほしいが、サポーターの問題行為について、事実確認の完了と処分を発表した一方、もう一つのリリースでは名古屋の情報発信についての"齟齬”を公表。

「本来こうした企業間の認識合わせはウェブサイトやSNSを通じてではなく、面着、文書またはEメール等を用いて閉じられた場で行われるべきものと思料いたしますが、名古屋グランパス様によります上記発信がそうした形で行われてしまっていることから、それによってご不安やご不満をいだかれた浦和レッズのファン・サポーターのみなさまのお気持ちに寄り添いたく、同様にウェブサイトおよびSNSに本内容を掲載させていただきます」と前置きした上で、具体的な箇所を示しながら名古屋のリリースに書かれていた内容の一部を明確に否定した。

浦和レッズが文章の中で使用した「面着」は、名古屋グランパスの親会社であるトヨタの用語で「対面」を意味する。この単語をわざわざ使用したことやリリースの内容を考えても、建設的なやり取りとは言えない状況が生まれつつあるようだ。

【関連記事】Jリーグ全60クラブ、SNSフォロワー数ランキング(Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokなど)

名古屋側の対応から始まった今回の泥沼劇。両者ともJリーグの"オリジナル10”であり、ピッチ上でリーグを盛り上げていかなければならない立場だけに今後の動向を注視したい。

【厳選Qoly】遠藤航の運命は…オランダ人監督に「プライドをズタボロ」にされ人生が変わった世界的スター5名