[スタッド・ランスジャパンツアー2025親善試合、スタッド・ランス(フランス2部) 0-1 J2モンテディオ山形、7月27日、山形・NDソフトスタジアム山形]

スタッド・ランスは山形に0-1で惜敗。ジャパンツアーは黒星発進となった。

この日右サイドバックで先発した日本代表DF関根大輝(ひろき)は後半30分までプレーし、力強い球際の守備と機動力を生かした攻撃参加で攻守に存在感を見せた。

昨季2部に降格したチームで奮闘する関根は、日本代表定着に向けて闘志を燃やした。

圧倒的な結果を残さないと、代表に食い込んでいけない

身体能力を生かしたダイナミックな守備に歓声が沸いた。

守れば素早く体を球際に寄せてピンチの芽を摘み、攻めれば積極的な攻撃参加からチャンスを創出した。

山形FW高橋潤哉(右)とマッチアップした関根

交代で下がる後半30分までスタッド・ランスのゴールに堅い鍵をかけたが、同39分にセットプレーから痛恨の決勝点を許して敗れた。

関根は「チームとしては負けてしまったので、プレシーズンの段階ではありますけど、勝ちにこだわっています。そこは反省しないといけないところだと思います」と肩を落とした。

チームは昨季フランス1部リーグで18チーム中16位と2部チームとの入れ替え戦に回り、2部メスとの決戦に敗れて降格が決定した。

来年ワールドカップイヤーを迎える今季は2部での戦いを強いられる。関根は「個人としては圧倒的な結果を残さないと、代表に食い込んでいけない立場になっていると思う」と覚悟を持って新シーズンに臨む。

プレシーズンの中でも自身が抱えている課題と向き合っている。憧れの舞台に立つために、さらなる成長を追い求めている。

「守備の部分が一番大事だと思います。これから代表で絶対に求められてくる部分だと思う。去年1部で半年戦って、対人の部分が課題としてずっとあるので、誰にも抜かれないような雰囲気、実力を身につけることが一番大事だと思います」と言葉に力を込めた。