――フィテッセで結果を残されて、2014年夏にスペインのコルドバへ移籍されました。デビューは、サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦。あのとき対戦して感じたことを教えてください。
いまでも思い出すんですけど、最初入場のときはベルナベウの中に立って、目の前がレアル・マドリー。
「よっしゃ!ここからだ!」という感じでもありました。ここからまた結果を残して、また一つ上のステップに行こうという意気込みは個人としてすごくありました。
また自分のサッカーキャリアに、いい1ページを書きたかったという思いがあってスペインに行きました。色々うまくいかなかったことに関しては、コルドバ移籍を決断する前に他のオファーもありました。
もっと自分に頑固にならずに、もっと良い選択肢があったかなと思ったりもするんですけど。やっぱり行ってみなきゃ分からない。行ってみたらハズレだったという(苦笑)。
ハズレと言ったらダメか(苦笑)。行ってみたら自分が思ったようには行かなかったかなと思いました。
――セルヒオ・ラモスやペペと世界最高クラスのセンターバックと対戦しました。対戦した印象などを教えてください。
セルヒオ・ラモスは化け物でした。試合前は緊張もせず。相手はレアル・マドリーだけど、「みんな同じ人間だろ」、「どうにかなるだろう」と思っていました。
個人的に競り合いで、3回連続で負けたことはほぼなくて。いざセルヒオ・ラモスとやったら、自分の肩の上に腕を置いて3回連続で上からこられた。
これは経験したことがないなって。「こういう選手が世界トップなんだな…」と経験しましたね。ペペ選手ももちろんすごかったんですけど、どちらかというと俺のこと嫌がっていました。ちょっと手ごたえはありましたね。
まだ初戦だったのでレアルも、相手がウチというのもあったんですけど、そこまでまだコンディションができてなくて、「ちょっと手を抜いても勝てるだろう」というメンタルで来ているのを感じました。
2-0(レアル・マドリーの勝利)で終わったんですけど。個人的にはいい経験ができた試合でした。