アルビレックス新潟は28日、舞行龍ジェームズと2023シーズンの契約を更新したことを発表した。

ニュージーランド出身のベテランDFは、昨季も27試合に先発出場。高い守備能力と的確なビルドアップでチームの6年ぶりとなるJ1復帰に大きく貢献した。

そこでQolyは、新潟の攻撃サッカーを支える34歳のセンターバックを直撃!

インタビュー最終回では、2017年に加入した川崎フロンターレ時代や、2019年夏のアルビレックス新潟復帰、今の新潟のサッカーなどを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。

(取材日:2022年10月31日)

――(前略)アルビレックス新潟に戻られてレギュラーを獲得された後、2017年に川崎フロンターレへ移籍しました。これはどういう形で決断されたんですか?

新潟に残りたい想いはありましたけど、アルビで対戦した時、川崎のサッカーが魅力的でした。行って本当に良かったと思います。

移籍して3試合目くらいに怪我をしてしまい、治るまで1年近くかかったのでそこは苦しかったですけど、川崎へ行って学んできたことや味わったこと、感じたことが今、新潟へ帰ってきて生きています。

日本の中では間違いなく一番高い質でやっているクラブだと思います。全部がどうかは分からないですけど、僕が他に行ったクラブはやっぱり午後の1時2時にはもうみんな帰っていました。

でも、川崎は遅い時間まで選手たちが、二部練じゃないですけど一回休んでから自分のトレーニングをまたやっている選手が多かったです。

田中碧選手や守田英正選手がずっとパスの練習をやっていましたし、今であれば脇坂泰斗選手とか。(年齢が)上の選手でも家長昭博選手や阿部浩之選手、小林悠選手、中村憲剛選手など、皆それぞれ何年ものサッカー人生の中で自分に合っていることを見つけて、それをやり続けているのが「すごいな」と思いました。

自分ももっとそういう風になりたいと思いましたし、今は少しそういう風になれたかなと。どうやって成長するか、今も毎日探りながらやっています。

本当にすごかったです、川崎は。