――昨年開催されたカタールワールドカップ、気になった選手はいらっしゃいましたか。

どちらかというと、メッシの応援をしていたので(笑)。やっぱり(自分が)FWというのもあって、レヴァンドフスキ選手を見たりと。

上手いなっていう印象しかなかったですね。ほぼほぼ全試合を見たんですけど、目が行くのはそういう選手たちかなと思いましたね。

トップの選手たちは所属クラブでやっているときと異なるじゃないですか。周りのレベルもありますし、そういうのも見ていてどのステージでどの味方とやっても「サッカーって難しいんだな」と見ていて思いましたね。

気になる選手というよりは、ワールドカップは完全にずっとメッシを応援していました(笑)。初戦からどうなるんだろうって。

本当にワールドカップを獲らずに終わるのかなと思っていたら、結局獲るべき選手が獲った大会だったかなと思う大会でした。

――2006年に横浜F・マリノスでトップ昇格をされて、キャリアの序盤は相当苦労もされたと思います。そこから期限付き移籍先のサガン鳥栖でブレイク。その後はヴァンフォーレ甲府という流れですけど、どのようにして成長のきっかけをつかんでいきましたか。

まず、マリノスでは結構壁に当たることも多かったんですけど、プロ1年目から試合に絡むことは多かったです。

(でも)スタメンというのが全然なくて、これからの自分のキャリアを考えた上でスタメンを勝ち取らないとキャリアも長くできないと思っていました。

3年目から最初はアビスパ福岡に行って、そこで半年くらいケガしていたんですけど。

またケガから復帰して徐々に試合に出始めて、またマリノスに復帰したときに「やっぱり全然まだ成長したりないな」という思いで、今度はサガン鳥栖に行きました。

プロ4年目で個人的にもそろそろちゃんとした結果を残さないと、これから先長くならないという意味でも、自分を追い詰めていました。