――自身のルーツであるオランダの文化は肌に合いましたか。

最初に行ったときは、正直言葉は全然理解できなかったんです。親のオランダ語はずっと聞いていたんですけど、オランダの選手たちの喋りがすごく早くて。「最初俺、本当にオランダに来たのかな?」と思いました。

それはもう慣れだったんですけど。最初は自分もオランダ語がそこまで得意ではなかったので。

最初のうちは英語でコミュニケーションを取りながら、徐々にオランダ語を喋ってみたいな感じでした。他はフィーリング的には全然問題なかったかなと思います。

――先にフィテッセへ移籍していた安田理大選手はどんなチームメイトでしたか。

数少ないサッカー界の友達というか。もちろん仲のいい選手はたくさんいるんですけど、「友達」と呼べる選手、いまでも連絡を取り合う選手、その数少ない一人ですかね。

あんなに仲良くなるとは、お互い思っていなかった。ミチ(安田)から話を聞くと、最初俺のことをけん制してやろうみたいな(笑)。

最初は放っておこうみたいな感じだったけど、自ずと、お互い日本語を喋るし。もともと15、16歳のころからお互いに知っていたので。

アンダー代表で一緒にやっていて。それで仲良くなって、いろいろ言えない共通点も多かったり。日頃の練習からお互いふざけていて、ふざけ過ぎも良くなかったんですけど、ふざけてお互いのことを笑わせたり。

海外は二人部屋が多いんですけど、二人部屋も一緒だったりして。コミュニケーションを取る機会がすごく多かったので、とても楽しい、面白いチームメイトでした。