エリック・カントナ

マンチェスター・ユナイテッドで活躍した“キング”。

背番号7、スキンヘッド、襟立てスタイルのユニフォームの着こなしで神格化された。圧巻のプレーで見る者を魅了した一方、トラブルも少なくなかった。

エメ・ジャケ監督のフランス代表ではキャプテンも任されていたが、1995年1月に“カンフーキック”事件を起こす。クリスタル・パレス戦で相手ファンを蹴った悪名高き事件だ。

この事件によって実質的に代表から追放されたカントナがジャケ監督から呼び戻されることはなかった。本人はベンチ降格を拒否したことで指揮官と仲違いしたという説を否定している。

結局、カントナはワールドカップには一度も出場することなく現役を引退した。