ケヴィン=プリンス・ボアテング

数多くのクラブを渡り歩いてきたジャーニーマンとしても知られる選手。

ガーナ人の父とドイツ人の母のもとにベルリンで生まれた。U-21まではドイツ代表だったが、その後、ガーナに鞍替え。

2010年のワールドカップに出場した翌年、「クラブとの両立の困難さ」を理由に24歳にして代表引退を表明した。その3年後に代表に復帰するも、2014年のワールドカップで監督と衝突。大会中に追放されると、今度は完全に絶縁した。

指揮官を口汚く罵ったとされた彼は、ガーナ代表は素人のような組織で、悪夢のようだったと酷評している。

なお、異母兄弟であるジェローム・ボアテングはドイツ代表を選択。そのジェロームが元妻に対するDVで有罪判決を受けた際、「長い間、ジェロームとは距離を置いている。自分は女性への暴力を嫌悪している。弟の行為には共感しない。だから、彼とはもはや何の関係もない」と絶縁を宣言している。