選手とサポーターの架け橋に ~ジュビロ磐田・野田通訳~

まず、コロナ禍にSNSで面白い取り組みをしたクラブと言えば、ジュビロ磐田が上がります。

野田智裕通訳(英語)を船頭に、濱邉健太通訳(スペイン語)、ガブリエル通訳(ポルトガル語)らが「語学を学べるツイート企画」を行いました。

監督を含め外国人が多く、通訳も4人いるジュビロ磐田。SNSの使用も積極的です。

どんな思いがあり、なぜTwitter企画を始めたのか?野田英語通訳に聞いてみました。そこには For the teamの精神が垣間見えました。

――野田通訳と言えば、高校・大学ではそれほどサッカーに打ち込んだわけでもないと自ら語っているにも関わらず、一念発起して8ヵ国でプロテスト挑戦の後、フィリピン2部で得点王になるという異色の経歴をお待ちです。そんな方がこのコロナ禍のタイミングで外国語を紹介するTwitter企画をスタートした目的は何だったのでしょうか?

新型コロナウイルスの影響でJリーグも開催できない中で、選手やクラブがそれぞれ今できる行動を起こしているのをSNS等で見ていました。

そうしたなかで、私自身も何かできないかと考えた時に「サッカー」と「語学」という私自身の特技を使うこと、そしてサポーターの方に言葉を知ってもらうことで外国人選手に声をかけやすくなればと思い、外国語紹介Twitter企画を始めることにしました。その際に、通訳仲間の健太とガブにも協力してもらい、3言語でスタートしました。

※野田通訳のTwitter。ガブリエル通訳はTwitterがないので、代わりに野田通訳がツイートしています。