攻撃的MF:スティーヴン・ジェラード

シャビ・アロンソ、ハビエル・マスケラーノ、そしてスティーヴン・ジェラード。この中盤はリヴァプールの歴史上でも1、2を争うクオリティを持っていたと言えるトリオだ。

長くアンフィールドで活躍した彼はプレミアリーグの優勝には恵まれず、2013-14シーズンには自分のスリップによってタイトル獲得の夢を逃してしまう。悲運のキャプテンであった。

彼は2015年にロサンゼルス・ギャラクシーへと移籍し、その1年後にBT Sportsで解説者を務める一方、リヴァプールのU-18で監督に就任。ユース年代のチームで指導実績を残した。

今季はスコットランド・プレミアシップの名門グラスゴー・レンジャーズで監督を務めており、かつての恩師ブレンダン・ロジャーズ(シーズン途中で辞任し、レスターへ)が率いていたセルティックとしのぎを削った。

左WG:ボウデヴィン・ゼンデン

所属していたミドルズブラと似た「ボロ」という愛称を持つゼンデン。2005年にリヴァプールへと加入した。全体的には怪我に苦しんだが、2006-07シーズンのチャンピオンズリーグでは大きな活躍を見せた。

この決勝戦が彼にとってリヴァプールでの最後の試合となり、フランスのマルセイユへと移籍。2009年にイングランドへと戻り、サンダーランドで2シーズンプレーした後に現役を離れた。

それから間もなく指導者に転身し、ラファエル・ベニテス監督の下でチェルシーのアシスタントコーチを務めた。その後ヨングPSVでアシスタントを務め、現在はトップチームのコーチに引き上げられている。