1990年イタリア大会:アルゼンチン 0-1 カメルーン(フランソワ・オマン=ビイク)
ディエゴ・マラドーナ擁する前回王者アルゼンチンが0-1で敗れた衝撃の開幕戦。しかしその結果以上に人々の度肝を抜いたのは、カメルーン代表FWフランソワ・オマン=ビイクによる決勝弾だ。
空中で静止したかのような驚異の高さから打ち下ろされたヘディングシュートは、当時フランスのスタッド・ラバルでプレーしていた24歳のストライカーを一躍有名にした。
さらに2戦目以降はロジェ・ミラが爆発し、不屈のライオンはアフリカ勢で最高成績となるベスト8の快挙を成し遂げたのである。