Qoly(以下、――)いよいよ、ワールドカップ初戦が迫ってきました。今回はコロンビアに焦点を当てたいと思うのですが、かなりチェックはされているようですね。

カレン(以下、省略)一応、彼らの南米予選は改めて振り返り、その後の親善試合もここまで全て見ました。

(今のところ)もう日本戦まで彼らは強化試合を予定していないようですし、現在の状況から本大会までに大きく変わることはないでしょう。

もちろん、左サイドバックのフランク・ファブラが怪我で離脱してファリド・ディアスが追加招集されたように、メンバーの入れ替えの可能性は最後まであると思いますが。

――前回大会ではベスト8。日本も彼らにはやられましたし、すっかり「強豪」というイメージが付いていますが、チームの印象を簡単に教えてもらえますか?

一つ言えるのは、前回大会よりもチーム力は確実に上がっていますね。

当時の主将であるセンターバックのマリオ・ジェペスは引退し、欧州のトップレベルでプレーしていた主力のフレディ・グアリン、フアン・スニガはあれから失速。

他にもパブロ・アルメロにジャクソン・マルティネス。日本にも馴染みの深いビクトル・イバルボなど、この4年間でトーンダウンしてしまった選手が代表から離れていきましたが、彼らの不在を感じさせません。

――その代わりが出てきたということですね。

ええ、特に後ろは充実しました。

GKのダビド・オスピナはアーセナルに移籍したものの…ですが、ダビンソン・サンチェスというワールドクラスのセンターバックが現れ、バルセロナに若くして引き抜かれたジェリー・ミナのような大器も出てきました。

写真左:ミナ、写真中央:サンチェス

中盤からも前線もハメス・ロドリゲスが成熟してきましたし、右サイドのフアン・クアドラードもユヴェントスで成長を遂げ、今や世界屈指のサイドアタッカーです。

カルロス・サンチェス、アベル・アギラルのボランチコンビは年齢からくる衰えはあるかもしれませんが、このポジションにもリオ五輪世代であるジェフェルソン・レルマとウィルマル・バリオスがきっちりとメンバーに名を連ねています。

この二人はまだまだネームバリューこそ高くありませんが、本当に高い能力を備えているので、大会中にベテラン勢からスタメンを奪取してもおかしくないです。

――「世代交代」という話になると、日本にとっては少々耳が痛い話ですが…。

とは言え、全てが順風満帆というわけではないですよ。

最前線は、ご存知の通り、ラダメル・ファルカオの聖域であり、控えには一時はミランでエースを張っていたカルロス・バッカもいます。ですが、彼らももう32歳。

その後ろには、今季ブラジルのパウメイラスに「リーグ史上屈指の移籍金」で加入したミゲル・ボルハ(25歳)などがいますが、正直、彼らとの力の差は大きいです。

U-20のカテゴリーでは主役のダミル・セタルらの突き上げだったり、新たな才能の台頭がないと、4年後には「フォワード不在」と叫ばれてもおかしくはありません。

そういうこともあって、今大会が「コロンビア代表史上最も可能性のあるチーム」かもしれませんね。