『El Pais』は15日、「スペイン代表チームは、ワールドカップから除外される可能性がある」と報じた。
今年7月、スペインサッカー協会会長を務めているアンヘル・マリア・ビジャールが横領の容疑で逮捕され、UEFAとFIFAの役職を解任された。
その後、スペイン高等評議会は新たな会長を探すために再び会長選挙を行うという提案を認め、それを受けて裁判所が決議を行った。
ところが、FIFAは規約において第3者によるサッカー協会への干渉を禁じている。
たとえ逮捕されたとしても、もし会長の交代に政府側が関わったとすれば、FIFAは当該の協会に資格停止処分を加えることができる。
FIFAはすでにスペインサッカー協会に警告文を送付し、干渉が認められた場合には処分を与えることを伝えているという。
資格停止に至った場合は、同国に所属する全ての代表チームとクラブチームに国際大会への出場が禁止され、補助金の分配も停止される。
そうなれば当然ワールドカップへの出場も不可能になる。イタリアでは、同じグループで1位になったスペインが追放されれば、「繰り上げ」もあるのではないかという期待もあるようだ。
ただし、ワールドカップやEUROなどビッグイベントにおいては内戦や紛争などない限り追放を行ったことはない。