――密度といえば8月13日の鹿島アントラーズ戦、「Are You LADY!(アーユーレディ)」DAY!!では少女まんが雑誌『なかよし』とのコラボが話題となりました。あの『なかよし』表紙風の記念撮影フレーム!

あれも1枚パネルではなくて3枚のパネルにして、3Dにお客さんが写るよう、手間をかけてこだわりました。

――パネルと撮った写真を見ると本当に立体感があって。鹿島サポーターも撮影したりしていましたね(笑)。

あれは本当に新しい試みですね。ただの撮影会ではなく、人気のある少女まんが雑誌とコラボしたことによって、また違う層からも目を引くポイントになったのではないかなと思います。

女性イベントは昨年から行っていて今年で2回目になるのですが、新しい色が出せたというか。他にもヘアアレンジメントや占いコーナーなどがあり、鹿島のサポーターにも楽しんでいただきました。

スタジアムにはそういう垣根を越えた交流があるのが良いと思うんですよね。

――そうですね。試合の勝ち負けが一番大事だとは思いますが、等々力に行けば絶対に面白いことがあるとなると、アウェイチームのサポーターも来て観客動員に繋がりますし。そういった点で充実した取り組みというか、本当に次から次へと…。

まあ、大変ですけどね(笑)。東急グループフェスタは今回、自分が全体を統括というかアトラクションを含めてブランディングする立場だったので、うまくいってほっとした部分もあります。選手紹介はその中でも力を込めたポイントでしたね。現役の車掌さんの起用にこだわりました。

昨年、相撲のイベント(※イッツァスモウワールド)で行司さんが選手紹介を読み上げたことがありまして、あそこでまた一つ、“得意技”ができた感じがありました。ただあのときは選手紹介の映像自体は普通のままだったので、今回は映像も東急電鉄バージョンでやろうということで始まりました。

選手紹介のアナウンスも通常のものから、じゃあ電車なので背番号を「〇〇番線」。出身地も日本人選手は都道府県名、外国人選手は国名を「△△発」という形に変更しました。

サポーターにも相談したところ、「『ご来場ありがとうございます』の代わりに『ご乗車ありがとうございます』はどうですか?」といった意見をもらって。東横線にはFライナーという特急が実際にあるのでそれをそのまま使ったり、踏切音を入れたりなど、とにかく細部までこだわりました。

※クラブオリジナルのハイライト映像にも収録!

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