ユニークな企画を連発し、川崎フロンターレをJリーグでも屈指の地域密着クラブにしたことで知られる名物プロモーション部長の天野春果氏。
現在は2020年の東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会に出向しており、このほど『スカパー!』で放送されている「Jリーグラボ」に出演した。
川崎の“仕掛け人"である天野氏はWeb限定企画の中で、「一番好きな選手は誰ですか?」という質問に答えた。
好きではなく「印象に残っている選手」として中西哲生や中村憲剛といった名前を挙げたのだが、他にも「Jリーグ界を変えた」と考えている選手の名を明かした(01:00から)。
天野 春果
「ただ僕ね、Jリーグ界でもっと評価って言ったら変だけど、みんなに注目してほしいのは岡山一成。
彼が凄いのは今はもう普通になってるんだけど、トラメガで選手が挨拶するとか、選手が踊るとか今やるじゃないですか。あれ、彼からだから」
(川崎は?)
「違いますよ。他も。
僕の記憶が正しければ、彼が川崎時代に最初にトラメガを持って、なかなか選手って自分からサポーターに近付いていかなかった。彼が壁を取っ払って自分から行って、我々選手にとってサポーターは大事なんだってことを訴えた。
彼の功績は…これはね、フロンターレだけじゃなくて柏レイソルとかベガルタ仙台とかコンサドーレもそうだと思う。
ああいう選手は本当にいないし、彼はJリーグ界を変えたって思って。奈良クラブ、アウトになっちゃったけどね。
彼はね、僕の中ではアナザー・キング・カズですよ。岡山一成は本当に凄いと思う。感謝してる」