『Daily Mail』は10日、マンチェスター・ユナイテッドのエクアドル代表MFアントニオ・バレンシアのインタビューを掲載した。

2006年にスペインからウィガン・アスレティックに移籍し、その3年後にマンチェスター・ユナイテッドへとやってきたバレンシア。

エクアドルの貧しい地方から発掘された彼は、そのステップアップの経緯について以下のように話し、「軍隊チーム」であるエル・ナシオナルでのエピソードも明かした。

アントニオ・バレンシア

(エクアドルの北東部にある都市ラゴ・アグリオで生まれた。こんな未来を夢見ていた?)

「いや、あの頃は家の通りの角を越えて旅をすることも考えていなかったからね。

エル・ナシオナルがトライアルを行うと聞いて、母からバスの運賃を借りて、キトまで160kmの旅をした。父にも話さずにね。

どこで寝るのか、どこで食べるのかもわからなかった。この苦しい旅では本当にナーバスになっていたね」

【次ページ】「ただサッカーがやりたかった」