塚野真樹

過去にも選手出身の社長は少なくなかったが、「元Jリーガー」として初めてJリーグクラブの社長となったのが、ガイナーレ鳥取の塚野真樹氏だ。

塚野氏は1997年、所属していたヴィッセル神戸のJリーグ昇格に伴い、鳥取県出身者で初のJリーガーに。現役を引退した1998年に鳥取へ戻ると、働きながらガイナーレ鳥取の前身であるSC鳥取の運営に参加。さらに、地域に根差したスポーツスクール「ジョイフットよなご」(現在のNPO法人「やまつみスポーツクラブ」)を地元の米子市で立ち上げた。

そして2006年12月、Jリーグを目指すために設立された株式会社SC鳥取の社長に就任(直後にクラブの名称も現在の名称へ)。クラブはその後もJFLで足踏みをする厳しい時期を過ごしたが、地域密着に力を入れて踏ん張り、2011年、ついに悲願のJリーグ参入を成し遂げている。

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